2時限目 西岡 義行教授
「宣教学−−伝道は驚きの連続!」 −−− イエスが遣わされたように −−−
西岡義行教授より、ヨハネによる福音書4章4節のサマリヤの女の箇所を解りやすく解説頂きました。なお、西岡教授は3人のお嬢様を持つ牧師で、現在は下山内教会で牧会をされています。
序:日本の危機 ・危機的状況:D.ボッシュが伝える危機
・本当の危機 → 危機に気づかない事。実例として「やかんのカエル」
・ヨハネ20:20と宣教命 ヨハネ4:1〜16サマリヤの女とリバイバル
・この水を飲む者 → また渇く → 私が与える水を飲む者
1.この水を飲む者(イエスの派遣)
      ・この水をこんな時に飲むものは、二人いた。この女とイエスであった
・v1-2 ヨハネの弟子<イエスの弟子:数の上で勝るようになった>
・情報のズレ:パリサイ人の理解と実際
「この水」 = 出会いの水
・出会いと誕生:出会いがなければ、存在もない 人間存在の根底にある出会い
・聖書が伝える大切なメッセージ → イエスとの出会いは、人間を変えてしまう 
「この水」を飲むイエスの決断
◇出会う事へのイエスの強い意志
・v4 「しかしイエスはサマリヤを通過しなければならなかった」
・「しなければならなかった」は、非常に強い言葉 同類の言葉は3:7、14、30にも出てくる それらを見ると非常に強いもの 絶対に、サマリヤを通らなければならなかった
「この水」を飲むサマリヤの女
・場所と時間の物語る現実 昼の12時頃水を汲むこと自体、奇妙なこと しかも町はずれのヤコブの井戸で
・v18を見ると5人の夫があったが、今は別の男性と同棲している 2千年も前の田舎であることを考えると、平気で人と会えない事は考えるに足ることである
2.「誰でもまた渇く」(宣教の現場)
「また渇く」人生
・砂漠の現実 → また渇く = 彼女の現実
・「また渇く」とは、彼女の人生そのもの
・結婚生活の破綻 → 愛に渇く
・結婚は自分の弱さがもっとも露骨に現れるところ
サマリヤの女の苦しみは
・日本でも離婚が多かった時代がある 明治時代〜戦前 子供が産めない場合などの理由
・文化人類学者の一説 → 彼女の離婚の理由の不透明性
愛の意味 = 大切にする
・自分を大切にしなかったか、大切にされなかった
・愛に飢えていた 愛に渇いていた
3.「泉となる」(サマリヤのリバイバル)
飲むまでのプロセス
◇求める:動機はどうあっても
・v15わかってもいない しかし求める 自分に渇きがあるから飲む
◇最も触れてほしくない部分が取り扱われる
・v16最も触れてほしくない部分まで、主のお取り扱いが及ぶ必要がある
・油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである(箴言4:23)
◇メシアとの出会い(聖なる存在の自己開示・顕現)
・v19「私はあなたを預言者と見ます。」
・v26主は自らこそが待望していた救い主であることを名言した これは驚くべきこと
イエスと弟子の対話
・v27その時、弟子達が帰って来た イエスがサマリヤの女と話している 不思議だ
・v28水がめを置いたまま女は町に行ってしまった さらに不思議だ
・弟子には理解できないイエスの言葉 → 弟子の不理解
サマリヤのリバイバルに向けて −−− 弟子にとっての驚き
・v30弟子の知らないところで何かが起きている 人々がイエスの方に歩き始めている
・v39多くのサマリヤ人が、この「女の言葉によって、イエスを信じた」
v40人々がイエスの下へ来て、言葉を聞いてなお多くの人々が主を信じた
4.結論
多くのサマリヤの人々は、この女の言葉と行動によってイエスを信じました。まさに「Send me」私を遣わしてください!です。主は私達の最も弱く触れて欲しくない所へ及ばれます。心を開き、すべてにおいて主を受け入れましょう。

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