2005/11/06
Tペテロ5:5
「最大の罪悪とは」
主イエス・キリストは私たちに素晴らしい御国をご用意してくださっています。この約束の背景からこの箇所を見ていきましょう。
「最大の罪悪」、皆さんはどんな事を想像されますか?人を傷つけたり、命を奪ったりする事。こんな怖い事を想像されたのではないでしょうか。もちろん重大な罪悪に間違いありませんが、その元となる最大の罪悪があるのです。それは・・・
私たちの内にある「たかぶり」です。神の前にたかぶり、重大な罪を犯してしまうのです。主イエス・キリストになく、サタンが持っているものです。「たかぶり」について聖書の別の箇所から学んで行きましょう。
@イザヤ14:12-14
「14:12 黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった。14:13
あなたはさきに心のうちに言った、『わたしは天にのぼり、わたしの王座を高く神の星の上におき、北の果なる集会の山に座し、14:14
雲のいただきにのぼり、いと高き者のようになろう』。」
何とサタンは、全能の神のごとくなろう!と言っています。これほどの「たかぶり」はないでしょう。
A創世記3:4-5
「3:4 蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。3:5
それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」
サタンは巧妙に悪に誘います。そしてその罠にかかってしまうのです。
「たかぶり」の正反対に「謙遜(けんそん)」があります。この謙遜についても聖書の箇所から学んで行きましょう。
Bヨハネ1:1-5,14
「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」から始まる福音書ですが、ヨハネは出だしを大変大切に思い書いています。神の子である神、主イエス・キリストを証しています。その神ご自身が、低く低く人間の肉体を持ってくださったと記しているのです。主イエスは結果高くされましたが、それはあくまで謙遜であられ、高くされたのです。
もし、自分に「たかぶり」を感じたなら、出来るだけ自分を低くし、他を高くしてください。
ご結婚されているなら、相方を全く自分よりすぐれていると思ってください。そこから「謙遜」が生まれて来るのです。もし、ご自身に相手を高く思えない「たかぶり」を感じたならぜひ低く低くなれますように祈ってください。
全能の父なる神は、私たち一人ひとりを気にされていますから必ず祈りを聞かれます。主よ、私を低い者としてくださいますように。