メッセージ要約
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teketekeのメッセージ要約です!

2006/05/28
エペソ4:17-32
 「古い人を脱いで新しい人と着よう」

 聖書を開く前に、師が強烈な印象を受けた一つの詩を紹介されました。それは、吉野弘さんという方の「I was born」という詩です。生まれる時は、自分から世に出たのではなく、生まれさせられたのです。信仰も同じで、勝ち取ったのではなく、与えられたのです。
洗礼を受ける時、古い自分は過ぎ去り新しい人に創り変えられます。その新生をしっかり持っている人もいますが、何となく洗礼を受けた人も悩む必要はありません。新しく生まれ変わった時、自分の意志ではなく、与えられたもので記憶になくても大丈夫だからです。また生きる事について、本能のまま、情欲に流されて、思いのままにもし、生きているとするならば、これはまさに古い人を着たままなのです。日曜日、教会へ行く前に古い服を脱ぐのですが、月曜日からまた着てしまう人がいます。それでは何にもなりません。古い服を着た人の例として、良い行いをしたら良い褒美があるとか、悪い事をしたら「バチ」が当たるとか、思う事自体が古い服を着た人なのです。洗礼を受けた人は既に古い人ではなく、キリストにより創り変えられた人です。その恵みを実感してください。
 では、「新しい人」の特徴とはどんな事でしょうか。以下簡単に説明します。
(1)偽りを捨てて、真実を語ります。一つのウソは次のウソを呼んでしまいます。
(2)憤ったまま夜を越えません。怒りを捨てろという事ではありません。後の日まで引きずる事のないようにしてください。夫婦げんかも「延長戦」をしないように。
(3)盗んではなりません。
(4)悪口を言ってはなりません。
「あの人はクリスチャンなのに悪口ばかり言って」と思う事もあるでしょう。しかし、その人も既に新しい人へと創り変えられている事を忘れてはなりません。
パウロはこの書簡をエペソの信徒に書いていますが、彼らの行動は決してキリストの弟子として見本となるようなものではなかったようです。しかしパウロは新しい服を既に着ている事に疑いを持ってはいないのです。信頼し、手紙をしたためているのです。
 教会、クリスチャンはゆるし合う事が大切です。人格の違う人が集まると争いもあるでしょう。そこにあってゆるしあう事が重要なのです。日曜日に新しい服を着て、月曜日に古い服に着替える事のないように・・・


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