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2006/06/25
使徒16:16-24
「キリスト者の受ける苦しみ」
聖書抜粋：16:22 群衆もいっせいに立って、ふたりを責めたてたので、長官たちはふたりの上着をはぎ取り、むちで打つことを命じた。
驚く事に、年間何と３万人以上の方が自殺されています。心が病み、魂が病み、生きる力を失ってしまっているのです。行動を起こす前に、私たちの主なる神を伝える事ができなかった悲しみを覚えます。
クリスチャンは、いつも喜び、すべての事に感謝出来るよう祈っていますが、現実は苦しい日を過ごされている方も多いのではと思います。キリスト者が受ける苦しみと、その後の幸いを使徒行伝から見ていきます。
場所はピリピの町。パウロ達は川のほとりの祈り場へ行き、福音を語っています。ある日いつものように祈り場へ向かう途中、占いの霊にとりつかれた女奴隷に出会います。その女は占いにより主人に多くの利益をもたらしていました。
女はパウロ達の後を追い、「この人たちは、いと高き神の僕たちで、あなたがたに救の道を伝えるかただ」と数日間叫び続けました。パウロは数日間、この女をほっておきます。なぜでしょう？恐らくパウロ達は、この女奴隷の事情を知り、霊を追い出すのが良いか考え祈っていたのでしょう。この女を癒す事で、後に主人達による迫害も起こるだろうと想像し困りはててしまいました。
パウロは意を決し女にとりついている霊に、「イエス・キリストの名によって命じる。その女から出て行け」と命じるとその瞬間、霊は女から離れていったのです。祈る時力を受け、主イエスキリストがその時働かれるのです。それほど主イエスキリストの御名によって祈る事は力があるのです。
女奴隷の主人は、占いの力がなくなり、金儲けの手段がなくなったのを見て、パウロ達を捕らえ騒乱罪だと役人に引き渡します。パウロ達は、すべてに神の時があり、今苦しみを受ける事は神の御心にかなう事だと知っていました。
パウロ達は上着をはぎ取られ、むち打ちの刑を受けます。主イエスキリストの御名により、その刑から逃れる事もできたでしょうが、それが御心ではない事を知っていましたので、甘んじてむち打ちを受けたのです。そして重要な事は、祈り、讃美し続けたという事です。
どんな環境に陥っても、それを神のご計画と受けとめ、すべてに感謝し、祈り、讃美する事が大切です。しかし、私たちは弱い者です。その弱さを主にお伝えし、感謝できるよう祈り求めてください。
私たちクリスチャンは、主イエスキリストの御名により生かされ、愛されています。主から離れず、いつも御言葉に触れ続ける事、これが大切です。
わが主よ、わが神よ、御名をあがめ讃美いたします。私たちは弱く、パウロのようにすべてを受け入れ、すべてに感謝できない事があります。しかしその事もご計画と信じています。苦しみを知ってください、そしてその時御言葉を与えてください。主イエスキリストの御名により祈ります。