2006/11/05
創世記9:8-17
「契約のしるし」
聖書抜粋:9:9 「わたしはあなたがた及びあなたがたの後の子孫と契約を立てる。
<要約>
本日、「降臨前第八主日」を迎えました。
ノアに神が契約を結ばれる事が記されています。
この時代の背景を簡単に振り返ってみます。
アダムを創られて、順調に子孫が増えてきました。悪がはびこり、神は人を創られた事に後悔をされました。しかしその中にあって、ノアは神と共に生きていました。そして神はノアに箱船を造るよう語られます。晴天が続く中、ノアは箱船を造り続けるのです。ノアに向かって、箱船造りを手伝う者など誰一人としていません。
そして神はノアに、完成した箱船に家族と入るように、また動物一つがいも入れるように語られ、神自ら箱船に「ふた」をされました。
その後、雨が何十日も続き、すべて水の中に沈んでしまいました。箱船の中以外、すべて滅んでしまったのです。神の裁きの時でした。
神はノアと契約を結ばれます。それは・・・
・洪水で世界を滅ぼす事をしない
・「虹」を契約のしるしとする
雨の後、虹(契約のしるし)が出ますが、私たち人が契約を確認するのではなく、神自らがノアと結ばれた契約を確認されるのです。
ノアは古い世界から、洪水を通して新しい世界へ行き、神との契約の元生きたのです。
神は今も私たちをご覧になっています。礼拝する姿、神を讃美する姿、すべてをご存じなのです。私たちが滅びの道を進まないよう、忍耐強く見ておられるのです。
洪水で滅ぼす事はない!と契約された神ですが、「炎」を持って神の民以外を裁かれると言われています。一人でも多くの方が、いえ全ての人がその裁きを受ける事がありませんよう、私たちは辛抱強く祈り、導かねばなりません。
神の契約は絶対なのですから・・・