2006/12/03
エレミヤ書33:14-16
「主は我らの救い」
聖書抜粋:33:16 その日、ユダは救を得、エルサレムは安らかにおる。その名は『主はわれわれの正義』ととなえられる。
<要約>
本日、いよいよ「アドベント第一主日」を迎えました。
救い主、イエス・キリストを預言している箇所です。全能の主なる神が約束された事、すなわち「救い」を成し遂げる日が来る事がここに記されているのです。そしてこの救いは、イスラエル民族だけではなく、全世界に及ぶ救いの事を主なる神が断言されているのです。その救いの約束は時を越え、今も後もおよんで行くのです。
要約には口語訳を使用しておりますが、救いのかわりに「正義」が用いられています。神への正しい義、そこに救いがある事が読んで解ります。この正義、救いこそがクリスマスの意味なのです。
これまでも記してまいりました通り、私たちはみな罪を持っています。そしてその罪は日々おかし続けています。神はその私たちの見えない所もすべてご存じで、最後の審判であらわにされるのです。このままでは一人も天の御国へ入る事など出来ません。しかし、しかしですよ、そんな罪人である私たちのために、神自ら人となられ、クリスマスにお生まれくださったのです。私たちを従える王としてではなく、私たちに仕え、おかし続ける罪を一身にお受けになるために生まれて来られたのです。そして主イエス・キリストを信じる事により神より「義」とされ、救いの恵みを受ける事ができるようにしてくださったのです。
主の十字架、受けられたキズによって私たちの罪が赦され、罪の奴隷から解放されたのです。これは2000年前の出来事ではなく、今なお続く私たちの罪をも主が負ってくださっている事を決して忘れてはなりません。
アドベントを迎えるにあたり、罪人である私たちのためにお生まれくださり、そして私たちの身代わりとなって裁きを受けてくださった主イエス・キリストに感謝いたします。
私たちのために、お生まれくださり本当にありがとうございます。