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2007/03/05
ルカ11:14-26
「神の指によって」
聖書抜粋：11:20 しかし、わたしが神の指によって悪霊を追い出しているのなら、神の国はすでにあなたがたのところにきたのである。
＜要約＞
まず『神の指』について、旧約聖書から見て行きましょう。最も代表的な『神の指』の記述は、出エジプト記に書かれています。（出エジプト
8:19 (8:15)魔術師はファラオに、「これは神の指の働きでございます」と言ったが、ファラオの心はかたくなになり、彼らの言うことを聞かなかった。主が仰せになったとおりである。）
モーセが神の業により多くの奇跡を起こし、それを見ていたエジプトの魔術師がファラオ（統治する王）に、神の指の働きなので、服従するようすすめましたが、ファラオはますます心をかたくなにし、神に立ち向かって行くのです。結果は・・・
想像される通り、全能の神に勝てるはずなどありません。浅はかな我を通した結果だったのです。
聖書に戻りますが、ここで主イエスキリストは悪霊が入り口がきけない人を癒しておられました。癒された奇跡を見て人々は２つの意見を述べています。
①主イエスキリストは悪霊の親分で、手下に命じて追い出した
②天からの『しるし』を見せたら信じても良い
この箇所を読むたびに、群衆は言いがかりとは言え、こんな筋の通らない話をしたものだな、と思います。悪霊が悪霊を追い出したら、その後どうなるのでしょうね？次の悪霊が「待ってました」とばかり、入り込んでしまうでしょう。悪霊に『愛』はない！と仮定しても、内紛が起こってしまうでしょう。
主イエスキリストは、神の指によって悪霊を追い出し、そして神の国はすでに来ている。と宣言されているのです。神の国を信じるとどう変わるのでしょう？
①聖なる人となる。罪が赦される
②罪が赦されると、幸せになる
そもそも『罪』とは、的はずれ、全能の創造主を知っているのに信じない事です。
よっぽどのへそ曲がり以外は、幸せになりたいと思っている事でしょう。「○○さんが、△△してくれたら良かったのに」とか、「あの人がもっと私に優しくしてくれたら、幸せだったのに」と、人が私にしてくれる行動で幸せになると思っている人はいませんか？
これは大間違いで、人を自分の努力などで変える事は出来ません。では、幸せになる事が出来ないのでしょうか？いえ、幸せになれます。人を変えようとせず、自分を変える事で幸せがころがり込んで来ます。自分を変えるとまわりが変わります。夫が、友達が、子供が変わり幸せになるのです。
主イエスキリストがいつも私と共にいてくださるから私は幸せです！と心から言えるなら何と幸いでしょう。神の指を感じる事ができますよう、祈り求めましょう。
最後に、クリスチャンにとって厳しい事が記されています。26節を見ますと、信仰により主を受け入れた人（新生し洗礼を受けた人）が、もし主から離れたら７つの悪霊がその人に入り込み、初めよりもっと悪くなる、とあります。洗礼を受けると確かに天の御国に国籍が作られますが、信じ続ける事があっての事です。洗礼を卒業式と勘違いしている人は、的はずれをしていますので、正してくださいね。そしていつも主イエスキリストが共にいてくださる事を体感してください。神の指は今、私たちに触れられています。
テケテケ
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