メッセージ要約
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teketekeのキリスト教メッセージ要約です!

2009/07/05
ローマ9:1-5
 「あなたのために悲しみ痛む」

聖書抜粋:2:すなわち、わたしに大きな悲しみがあり、わたしの心に絶えざる痛みがある。

<要約>

第三次伝道旅行の記事で、前章までは個人の恵みについて記されていましたが、この章からは個人から家族、同族、同胞に至っています。喜びを自分だけのものとせず、身近な人に語り続けています。

(1)パウロの悲しみと痛み
パウロは彼の同胞すなわちイスラエル人を思うと心に悲しみと痛みを覚えました。パウロは捕らえられた際、同胞により1回39回にも及ぶムチ打ち刑を5回も体験しています。当時のムチは皮紐ではなく、ムチ全体が肌をえぐるようなものでした。1回打たれただけでも、肉がそぎ落とされ血潮がまわりを覆うようなムゴい刑でした。パウロはこのような行為に至る同胞を気の毒に思うと共に、断腸の思いで神の恵みを伝え救いたかったのです。
聖書に良きサマリア人の記事があります。盗賊に襲われ息絶え絶えのイスラエル人。同胞のイスラエル人が近くを通っても見て見ぬふり。そこにいつもはイスラエル人から軽蔑されているサマリア人が通りかかり、介抱します。恨みなどがあれば「ザマア見ろ!」となってしまうでしょうが、そのサマリア人はまったく違い、自分のお金でそのサマリア人を助けるのです。

(2)呪われていとわない
ある子供が大やけどをしてしまいました。ヒフ移植するにしても自分のヒフだけでは足りません。自分の子供が大やけどをしてしまったら、親であれば自分のヒフを痛みを堪えてでも提供するでしょう。それが家族の愛だと思います。
パウロは自分がキリストから離れてもいとわない覚悟を同胞の救いのために身を捧げる覚悟をしていたのです。

(3)万物の上におられる神
悲しみ痛む時、主イエスキリストは私たちの下で支えてくださっています。またパウロの目が開かれた時のように、上から光を放たれ全てを変えてくださる神、主イエスキリスト。私たちをつつまれるように悲しみも痛みも共にしてくださっているのです。

倉敷の北に総社市という小さな市があります。ある自動車の下請けが多く存在しています。今、不況のまっただ中で車が売れず窮地に陥っています。そこで変わったばかりの市長は、市内の下請けを救うため、補助金を準備したり、自動車の買い換えのPRを始めました。何と共感した方約200名が車を購入したのです。本当は別メーカーの車を買おうと思っていた人もいたでしょう。しかし同胞のために自分の望を置き、協力しました。その自動車メーカーはお返しに、同市の幼稚園や公園にある、サビた遊具ぜんぶをキレイにペンキで塗り替えたそうです。

どんなに悲しみ痛む時も、私たちの下におられる主。そして上から見守られる主。その主にすべてを丸投げできるなら何と幸いな事でしょう。どんな時でも何とかしてくださる方、それが主なる神様、我が主イエスキリストです。

テケテケ


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