メッセージ要約
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teketekeのキリスト教メッセージ要約です!

2010/03/28
ローマ12:13-17
 「祝福をもたらす人」

聖書抜粋:13:貧しい聖徒を助け、努めて旅人をもてなしなさい。14:あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福して、のろってはならない。

<要約>

主の御名を賛美します。

ここで登場する人々を見ますと、(1)貧しい聖徒 (2)旅人 (3)迫害する人 たちです。どの人もたとえ親切にしても見返りを期待出来る人たちではありません。しかも迫害する人は有害でもあります。主イエスにより赦された私たちは、どのようなスタンスで接する事が望ましいのでしょうか?

(1)貧しい聖徒を助ける
奴隷として生活する人々にとって、教会は唯一安心できる場所だったようです。使徒行伝6:7に「こうして神の言は、ますますひろまり、エルサレムにおける弟子の数が、非常にふえていき、祭司たちも多数、信仰を受けいれるようになった。」とあるように、信徒が急激に増え、自分は教会内で疎かにされているのではと不安を覚える人、また苦情を訴える人が出はじめました。
あらためて『助ける』意味を考えてみますが、現社会で助けるとは、上から下へ施しを与えるような意味がありますが、ここでの意味はシェア(共有)する、コイノニア(交わり)です。主イエスキリストは助ける生涯を送られました。そして弟子の足を洗うほどにまでへりくだられ、すべてをシェアされ、交わりを大切にされました。助けるとは、上から下へではなく、同じ立場またそれ以上にへりくだった立場で共有する事なのです。

(2)旅人をもてなす
私たちも今はこの世の寄留者で旅人ですが、現実的な見方をします。あるTV番組ではありませんが、あなたの家に突然見知らぬ人が「泊めてください」と来たらどう対応しますか?少し前まで、教会にホームレスの方が「泊めてください、何か食べさせてください。」とたずねて来ていたようです。実際は難しいと思いますが、もてなすとは、相手を追いかけてまで施す意味です。現実と隔たりはありますが、相手を追いかけてまで施す気持ちがもてれば幸いです。神様、そして主イエスはいつも私たちをもてなしてくださっています。

(3)迫害する者を祝福する
どちらかと言えば、関わりたくなく、有害な人をどうして祝福などできるでしょうか。しかし本来、もてなすと迫害するは同じ言葉が使われています。私たちを迫害するために追いかけて来ても、私たちはもてなすためになお追いかける。パウロもキリストの弟子を迫害する人でしたが、主イエスは追いかけられ最後はパウロの人生さえ変えられました。また石打ちされたステパノは「主よ彼らに罪を負わせないでください」と迫害する人のために祈りを捧げています。

いろんな障害や迫害がある世の中ですが、愛をもってその方々に接し、祝福する事ができれば何と幸いな事でしょう。罪だらけの私たちは主イエスにより罪ゆるされ、証人として生きるチャンスを与えられました。キリストの肢体である私たちですから、神の愛をあらわし、祝福をもたらす人として用いられているのです。
今は難しくても、助け、もてなし、祝福する者と変えてくださるよう、祈り求め続ける事が大切だと思います。主の恵みに感謝しつつ、またイースターを待ち望みつつ、今週も主にあり素晴らしい日をお過ごしください。


テケテケ


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