メッセージ要約
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teketekeのキリスト教メッセージ要約です!

2010/08/15
ピレモン8-19
 「有益な者」

聖書抜粋:11:彼は以前は、あなたにとって無益な者であったが、今は、あなたにも、わたしにも、有益な者になった。12:彼をあなたのもとに送りかえす。彼はわたしの心である。

<要約>

主の御名を賛美します。

本日、65回目の終戦記念日を迎えました。欲望のまま進んでしまった侵略でした。心から反省し、二度と繰り返さないよう私たち自身も肝に銘じ続けなければなりません。
本日の聖書箇所ピレモンは、手のひら書簡とか豆書簡と呼ばれている25節からなる短い書簡です。パウロが60才頃で、獄中から私書として書かれたものでした。
全体を見ると、挨拶、祈り、お願い、結びの挨拶からなっています。どのような私書だったのか3つのポイントから見てまいります。

(1)信仰と愛に満ちたピレモン
自己紹介で囚人(老囚)と自身を記すパウロ。ピレモンだったから記せたパウロの挨拶でした。ピレモンの他に数名登場しますが、アピアはピレモンの妻、アルピポは息子で、後に伝道者となる人でした。
愛と信仰について聞き及んでいるピレモンでした。パウロは祈る時いつも感謝し、多くの喜びそして慰めが与えられていました。

(2)有益な者とされたオネシモ
登場するオネシモはピレモン家の奴隷でしたが、ある時金品を盗み逃亡しました。そしてローマで見つけられパウロの元に連れて行かれました。もはやオネシモが弁解する事など赦されない状況です。パウロと出会ったオネシモは、主イエスキリストを信じ受け入れました。パウロにとって自分の子となったのです。パウロはピレモンの元にオネシモを送り返す事にし、自ら筆をとり記しました。そしてオネシモが犯した負債は自ら引き受ける事まで記しました。
この手紙の中に、主イエスが私たちの罪のために十字架にかかられた事を覚えます。その事により私たちは命を得ているのです。

(3)その後のオネシモ
アンテオケ教会のイグナティウスがエペソに宛てた手紙に、監督オネシモと記されています。オネシモは有益な監督として立てられていたのです。オネシモとピレモンの間に和解があったからこそ実現した事でした。

終戦記念の日に、この箇所を開く事ができ感謝です。過ちは二度と起こしてはなりません。しかし和解により、また主イエスにより無益な者が有益な者へと変えられたのです。戦争を肯定する事はあってはなりません。が、心から主イエスを受け入れるなら、オネシモのように過去の事が主により洗い流され、新しい者とされるのです。
人を愛し、国を愛し、世界を愛し続ける事ができますように。


テケテケ


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