メッセージ要約
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teketekeのキリスト教メッセージ要約です!

2010/12/26
ルカ1:8-23
 「あなたは覚えられている」

聖書抜粋: 13:そこで御使が彼に言った、「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈が聞きいれられたのだ。あなたの妻エリサベツは男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい。

<要約>

主の御名を賛美します。

2010年最後の聖日となりました。皆さまにとりまして、今年は良い年でしたか?
さて本日より、ルカによる福音書の講解説教に入ります。ご存じの通り、新訳の4福音書の一つで医者であったルカが記したものです。他の福音書との違いを少しみてまいります。
マタイによる福音書は、長く続く系図がイヤと言うほど記され、一気に読む気が失せる場合もありますね。マルコによる福音書はヨハネの紹介から、そしてヨハネによる福音書は神の言から記されています。ではこのルカによる福音書はと言いますと、祭司ザカリヤから始まっています。
このザカリヤの意味は『覚えられている』です。ザカリヤは妻エリザベツと共に神の前に正しい人でした。神は決して忘れておられず、ザカリヤを認め覚えておられました。そのザカリヤに何が起こったのか3つの視点で見てまいります。

(1)1:9 くじを引き当たったザカリヤ
当時の祭司はざっと七千人。聖所で香をたく人を選ぶためくじを引きました。そしてザカリヤが引き当てました。12部族もくじを引き自分達の土地を決めたように、重要な決定にはくじを引いていたのです。

(2)1:13 祈りが聞き入れられた
ザカリヤはただ一つの祈りを長い期間祈り続けてきました。それは子どもが授かるようにとです。どれほど祈ったか、何十年だったかわかりませんが、この頃はすでに祈りをやめていたと思われます。それは自分も妻エリザベツも年をとりすぎ、既に子どもを産む事が出来なくなったと判断できたからです。今までの常識ではもはや子どもはムリでした。しかし祈りは聞かれていたのです。

(3)1:20 時がくれば成就する
ザカリヤにとって、祈りの目的である子どもは既に終わった事で、これ以上祈っても仕方ないと思いました。ザカリヤと神とズレがありました。ザカリヤは『もう』終わった事、しかし神は『まだ』今からの事だったのです。余談ですが、『時の神』と言われるのはカイロス、キューロスと言われています。風体は前髪が少々、うしろは髪がなかったようです。そう、あの食品会社キューピーです。
ザカリヤに御使いが現れ「その子をヨハネと名付けなさい」と告げ、無事エリザベツは身ごもり男の子を生みました。ザカリヤは神から沈黙の祝福を受け、10ヶ月間口がきけなくなりました。
そして無事生まれたヨハネは後、バプテスマのヨハネとして生き、主イエスを証する者となるのです。

神は決してあなたを忘れていません。
いくら祈っても、祈りが『もう』きかれなかった。時は終わった・・・と考えず、神の時は『まだ』今からと信じ切る事が出来れば幸いです。祈りは必ず聞かれています。そして神の時は、このザカリヤのように、常識ではすでに終わってしまったその時かも知れません。
今年も1年守られました事を感謝いたします。そして来るべき新たな年も、主にある年でありますよう皆さまの心にあわせてお祈りいたします。

テケテケ


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