日本ホーリネス教団 会場:広島キリスト教会

2008年度
中国教区夏期聖会 U

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2008年7月21日 14:00〜15:30 説教:山脇 望牧師
32:27 その人は彼に言った、「あなたの名はなんと言いますか」。彼は答えた、「ヤコブです」。
 
【聖書】創世記32章22〜32節
【説教】「主の恵みに応える妨げとなるもの、私」
32:22 彼はその夜起きて、ふたりの妻とふたりのつかえめと十一人の子どもとを連れてヤボクの渡しをわたった。32:23 すなわち彼らを導いて川を渡らせ、また彼の持ち物を渡らせた。32:24 ヤコブはひとりあとに残ったが、ひとりの人が、夜明けまで彼と組打ちした。32:25 ところでその人はヤコブに勝てないのを見て、ヤコブのもものつがいにさわったので、ヤコブのもものつがいが、その人と組打ちするあいだにはずれた。32:26 その人は言った、「夜が明けるからわたしを去らせてください」。ヤコブは答えた、「わたしを祝福してくださらないなら、あなたを去らせません」。32:27 その人は彼に言った、「あなたの名はなんと言いますか」。彼は答えた、「ヤコブです」。32:28 その人は言った、「あなたはもはや名をヤコブと言わず、イスラエルと言いなさい。あなたが神と人とに、力を争って勝ったからです」。32:29 ヤコブは尋ねて言った、「どうかわたしにあなたの名を知らせてください」。するとその人は、「なぜあなたはわたしの名をきくのですか」と言ったが、その所で彼を祝福した。32:30 そこでヤコブはその所の名をペニエルと名づけて言った、「わたしは顔と顔をあわせて神を見たが、なお生きている」。32:31 こうして彼がペニエルを過ぎる時、日は彼の上にのぼったが、彼はそのもものゆえに歩くのが不自由になっていた。32:32 そのため、イスラエルの子らは今日まで、もものつがいの上にある腰の筋を食べない。かの人がヤコブのもものつがい、すなわち腰の筋にさわったからである。
聖会式次第
前奏  
賛美 新聖歌361
開会祈祷  
賛美 新聖歌2
聖書 詩篇32:22-32
講師紹介  
説教 『主の恵みに応える妨げとなるもの、律法』
 河野 正之牧師
献金 新聖歌432
感謝祈祷  
報告案内 ユースジャムPR
メッセージ(要約)
主の御名を賛美します。

 午前中は恵み、信仰の妨げとなる『律法』についてのメッセージでしたが、午後は『私(自我)』について見てまいります。ここに登場するのは、ヤコブ。意味は「だます者」「人と人が組打ちする(相撲)者」などの意味がありますが、あまり良い名ではないようにも思えます。ヤコブは確かに祝福を受けた者ですが、その祝福をどうやって手に入れたのでしょう。

 ヤコブは双子の弟で、父から祝福を受ける対象ではありませんでした。しかし兄エサウをそそのかし、そして父までダマして祝福を受けたのです。父が兄エサウを祝福する時がきました。父は目が良く見えません。祝福する前に兄になりすましたヤコブに「あなたは誰ですか?」と質問します。するとヤコブは「長子エサウです」と父をダマし祝福を得たのです。

 聖書に戻りますが、祝福を受け裕福なヤコブがヤボクの渡しをわたった時の事が記されています。ヤコブは『ひとりの人』と夜が明けるまで組打ち(相撲)していましたが、その人はヤコブに勝てないのを知り、もものつがいを外しました。その人は夜が明けるので去らせてほしいとヤコブに伝えますが、ヤコブは、祝福してくれないなら、去らせるわけには行かない! とその人に伝えます。
その人とはお気づきの通り、神ですが、何と神にも強引な要求を突きつけているのです。

 その人(神の人)は「あなたの名はなんですか?」とヤコブに質問します。またダマし「エサウです」と応えるのかと思うと何と「ヤコブです」と自らを告白したのです。もものつがいを外され、自力で立てないヤコブ。その時くだかれ、へりくだる事が出来たのです。そしてくだかれたヤコブはイスラエルと名を変える事となるのです。

 ヤコブがイスラエルと変えられたように、今私たちが抱えている悩み苦しみが主により、うち砕かれ主の恵みを正面から受け、その思いに応える事ができるよう、変えてくださいますように。

テケテケ

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