日本ホーリネス教団 | 〒710-0038岡山県倉敷市新田1299-12 電話:086−434−4766 岡山県倉敷市の正統的なキリスト教会です ※倉敷教会の地図はこちらからご確認ください※ |
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倉敷ホーリネスチャーチ |
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2013年6月30日 | 説教:山脇 望牧師 教会のページへGO! |
【聖書】ルカによる福音書15章25〜32節 【説教】「あるものが見えない不幸」 |
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25:ところが、兄は畑にいたが、帰ってきて家に近づくと、音楽や踊りの音が聞えたので、26:ひとりの僕を呼んで、『いったい、これは何事なのか』と尋ねた。 27:僕は答えた、『あなたのご兄弟がお帰りになりました。無事に迎えたというので、父上が肥えた子牛をほふらせなさったのです』。28:兄はおこって家にはいろうとしなかったので、父が出てきてなだめると、29:兄は父にむかって言った、『わたしは何か年もあなたに仕えて、一度でもあなたの言いつけにそむいたことはなかったのに、友だちと楽しむために子やぎ一匹も下さったことはありません。30:それだのに、遊女どもと一緒になって、あなたの身代を食いつぶしたこのあなたの子が帰ってくると、そのために肥えた子牛をほふりなさいました』。31:すると父は言った、『子よ、あなたはいつもわたしと一緒にいるし、またわたしのものは全部あなたのものだ。32:しかし、このあなたの弟は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから、喜び祝うのはあたりまえである』」。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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メッセージ(要約) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主の御名を賛美します。 先週はルカのたとえの一つ、放蕩息子本人と父について学びましたが、今週はまじめに父に仕える長男にスポットを当てて見てまいります。なぜ主がたとえをお話しになったかは、先週も書きましたが、パリサイ人がつぶやいた事でした。財産を受取り、遊びほうけて無一文になり、奴隷覚悟で帰ってきた弟を兄はどう思っていたのでしょうか。「ほら、言わない事はない。自分で首を絞めたのだから仕方ない」と兄は思っていたのかも知れません。 登場する兄は、めずらしい人の考えではなく、まじめに働くエリートの考えだったとも言えます。ある種、パリサイ人そのものです。 仕事を終えて帰宅した兄、家では弟が帰って来た喜びの宴がなされていました。兄は弟と同じように、それを受け入れた父自体を理解できず、受け入れる事は出来ませんでした。 家に入らない兄を見て父は、出て迎えに行きました。弟と同じように迎えたのです。父は兄を息子と思っているのですが、兄は奴隷として仕えていると思っていました。本当の奴隷と思えばまだ良いのですが、弟のための宴を開いている事自体に腹が立っていたのです。そんな兄に父は「子よ、あなたの弟は」と語ります。父は兄も弟も息子とと思っていましたが、兄は自分も弟も父の奴隷として見ていたのです。自分のはかりで相手を見てしまっているのです。しかし父はどんな時でも、無条件で「子」として見てくださっているのです。 兄はいつも一緒にいる父、幸いを見る事ができませんでした。父は兄といつも一緒と言われているのに解らず、弟の事はいつも遊女と一緒のダメなやつと思っているのです。父といつも一緒にいる事がどんなに幸いな事か、解らずにいたのです。父はいつもコンパッション(断腸)あわれに思っておられるのです。 父はあなたを奴隷として見ておられず、自らの子どもとして見ておられます。そして子ヤギ一匹くれない父ではなく、すべての財産をくださる父なのです。あれもない、これもないと思わず、いつも一緒にいてくださる父を仰ぎ見るなら、きっとあなたにとって大切なものが見えてくることでしょう。 幸いな時も、厳しい環境の時も共にいてくださる父なる神さまに感謝する週となりますように。 テケテケ |
報告と消息 |
○6月30日(日) 正子師は本日西阿知教会でご奉仕されました。 ○7月 2日(火) 女性教職有志の学び会が当教会であります。 ○7月 7日(日) ファミリー・聖餐式礼拝です。礼拝後、聖書の学びがあります。 ■7月15日(祝) 中国教区夏期聖会(10:30〜 於:広島福音教会) ■7月30日(火) 〜8月1日(木)中国教区サマーキャンプ(於:三滝少年自然の家) ※倉敷教会祈りのしおりが作られました。用いてお祈りください。 ※東日本大震災で被災された全ての方のために。 ※倉敷ホーリネスチャーチの働きのために。 ※柵原キリスト教会計画中の会堂増改築の必要が満たされますように。 ※新来会者、求道者、受洗者が起こされますように。 ※新学期を迎えた子供たちのために。 ※ご高齢の方、体調を崩している人々のために。 |