倉敷ホーリネスチャーチ

　先週は、「〜ねばならぬからの解放」」という題でのメ ッセージでした。そのところで私たちは、「律法から解放 され・・・、新しい霊によって仕えているのである」との約束を確認しましたが、「新しい霊によって生きる」とはどのようなことでしょうか？」
これが、ローマ人への福音書8章に記されています。

　今回は、天地を創造された神を「アバ（お父さん）と 呼ぶことを通じて「新しい霊によって」生きることが明らか にされています。 人間は「モノ・もの」ではなく「霊的な存在であること」 が、アダムとエバの創造の場面から始まっています。 主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きい入れられました。そこで人は生きた者となったのです。創世記2:7

　人間は土のちりで造られたもので、また土に帰っていきます。し かし、生命の息を鼻に吹き入られた存在なのです。ここに、人 類の歴史が始まっています。神の息が吹き入れているから、「モ ノ語り」ではなくて、「物語」ストーリーとなるのです。

　今日はローマ人への手紙8 章15 節を中心のことばといたします。
あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたの ではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのです。その霊 によって、わたしたちは「アバ、父よ」と呼ぶのです。 「アバ」とは「お父ちゃん」という意味で、いわば幼児語です。主イエスは、天地創造の神を、「父よ」と祈ら れました。これが主イエスの「霊性」であったとも言えるのです。

　私た ちは、主イエスにあって、もっと父なる神との親密な関係を頂 いているのです。それが「アバ、父よ」の祈りなのです。
何と私たちは、人をだめにする奴隷の霊ではなく、キリストとの「共同相続人」とされているのです。