倉敷ホーリネスチャーチ

　ローマ人への手紙を建物にたとえてきましたが、中心聖句として取り 上げた聖句を通じて、振り返ってみたいと思います。

玄関での挨拶の後の第一棟では、「イエス・キリストを信じる信仰による 神の義であって、すべて信じる人に与えられるものである。 そこにはなんらの差別もない。」３章22 節
罪の中よりの 「救い」であり、義認がテーマでした。

第二棟は６章からで「きよめ」がテーマで、「原罪」 からの解放が書かれていました。聖句は「あなたがたは再び恐 れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分 を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたち は「アバ、父よ」と呼ぶのである。8 章15 節

第三棟は、9 章よりでイスラエルの救いへの約束でした。「きょうだいたち、あなたがたにこの秘義をぜひ知って おいてほしい。・・・イスラエルの一部がかたくなになった のは、異邦人の満ちる時が来るまでのことであり、こうして 全イスラエルが救われることになるのです。」11 章25,26 節（共同訳）

そうして今日の第四棟は、12 章から実際生活についてです。ここでは、「兄弟たちよ。そういうわけで」とあります。 つまり、罪より解放されたキリスト者の実際生活は 1 章 から11 章まで書かれてきたキリストにある「救い」を土台 としたものであることがわかります。 パウロは 「あなたがたのからだを、神に喜ばれる、生き た、聖なる供え物としてささげなさい。」と勧めているのです。キ リストにあって神の子としての生活は、自分に与えられて いるものを「ささげる」ことです。受けるだけでは、私た ちは満足できないものとして創られているのであるのだとと思います。
さて何をささげるのか・・・今日のテーマとなっていくのです。

コロナはまだ収束していません。どうぞ慎重な生活をお願いします。